自民党の加藤こ氏が、北朝鮮の拉致被害者が日本に帰ってきた際について、7日夜のBS番組で、
「当時官房副長官だった安倍晋三前首相を中心に(拉致被害者を)返すべきでないと決めたことが日朝間で拉致問題を打開できない理由だ。返していれば『じゃあまた来てください』と何度も何度も交流していたと思う。そこが外交感覚の差だ」などと発言。金正日総書記が拉致問題を認め、謝罪したことについても「天皇陛下みたいなポジションにいる人物だ」
・・・と、発言したそうだ。
まぁ、そりゃそのとおりだ。
外交という名前のゲームでもしているのであれば、正しい発言だろう。
人の命や人生を、効率という形で処理してけば、考えるべき選択肢の一つだ。
その発言に対し、拉致被害者の地村氏は、
「貴殿はそれでも日本人かと言いたい」
・・・との事。
日本人とか日本人じゃないとかの次元の話では無い。
あえて、漫画のセリフを借りて叫んでみたい。
「てめえの血は、何色だ!!」
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真面目に書こう・・・
氏のホームページにおいて、前後の文脈を含めた発言と、釈明が出ている。
加藤鉱一オフィシャルサイト http://www.katokoichi.org/
冷静に考えても、あのタイミングで拉致被害者を北朝鮮に返す・・・返すという言葉を使うのすら、おぞましい話だが・・・という選択肢はありえなかった。日本は「拉致」を犯罪行為として位置付けているのであり、あくまでも威力偵察時における戦時捕虜などでは無い。誘拐の被害者を、なぜ、犯人の元に送り返す必要があるのだろうか?
確かに対北朝鮮との交渉手段としては有利に運んだかもしれないが、他の諸外国に対しては、マイナスのメッセージにしかならない。そこまで考える事こそが、「外交感覚」というものだ。逆に、そういった総合的な判断が出来ない、氏の「政治感覚」にこそ、疑問を覚える。
たしかに、国家間の約束は破ったかもしれないが、日本は、人としての誇りを守ったのである。
あのタイミングで、拉致被害者を戻していたら・・・日本は、拉致行為を受け入れたと同義になる。他の日本人の安全も、脅かす事になる。特に海外で生活している日本人にとっては、「どうぞご自由にお持ち帰りください」というシールを貼られたような状態になるのだ。
北朝鮮との外交で日本はイニシアチブを失った。
だが、そうであっても、拉致被害者を返した場合に失うものと比較した場合、それはバーターできるものであったと、国民も納得している。少なくとも、「返さない」という判断をした政府の判断を、当時も、今も、私は支持する。
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